乳がんになって勉強した高額療養費制度。自己負担限度額を知れば医療費は怖くなかった。

※記事内に広告を含む場合があります

健康

私は現在59歳。健康を保つことが重要なお年頃となってきました。

そんな中、今年乳がん(ステージ1)の手術を受け、その後放射線治療を16回受けました。

その後再発予防のための薬を飲んでいます。

自分が乳がんになるなんて考えたこともなかったですが、生きてれば病気になるのは当たり前のことですよね。

でも実際に病気になったらびっくりしるんですけれどね!

病気になったときに不安になることは、大きく二つあると思います。

病気、治療に対する不安と経済的な不安

不安は可能な限り減らして、治療に前向きに取り組みたいですよね。

経済的な不安は、治療費についての知識と見通しがあれば、取り除けると思います。

私は病気になってから知ったので、病気になる前から知っていれば良かったなと思っています。

医療費について私が経験、勉強したことをまとめましたので、医療費に不安がある方は読んでみてくださいね。

医療費の自己負担限度額を知ろう

高額療養費制度とは

健康保険証をもっていれば、私のように癌になっても医療費は思ったより少なくてすみます。

高額療養費制度について説明しますね。

高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。

全国健康保険協会より抜粋

この制度のおかげで、手術代、入院費もあとから払い戻しがあり、とても助かりました。

医療費が高額になったら全額払うことはない、というのは知ってはいましたが、この制度のことだったのですね。

私はこの制度の名前さえ知りませんでした。高額療養費制度というのですね。

自分の自己負担額だけ払えばよいという制度ですが、私は自己負担額が実際にいくらなのかも知りませんでした💦

自己負担額を知ろう

私のように自己負担額をご存じない方は、自分がどれくらい払うことになるのか調べてみてください。収入、年齢などで違います。

こちらでよくわかる表と説明がありました。全国健康保険協会のサイトです。

高額な医療費を支払ったとき | こんな時に健保 | 全国健康保険協会

ちなみに自己負担額は世帯で合算できます。

手術、入院となった時に、自己負担額を知っていれば、余計な不安に襲われることはないと思います。

申請方法

加入している公的医療保険の公式サイトや市区町村の窓口で、高額療養費の申請書をもらい、必要事項を記入、必要書類を添えて加入している公的医療保険に申請します。

私の夫はサラリーマンなので会社の組合に連絡して、夫が手続きをしてくれました。

高額医療が決まっているなら限度額適応認定証をもらおう

高額療養費制度を使っても払い戻しまで3カ月くらいかかりますので、退院時はとにかく現金が必要です。

ですが医療機関窓口での1か月の支払いが最初から自己負担限度額までとなる方法があります。

私はいったん手術代と入院費を病院に支払いました。私の場合は合計で23万円ほどでした。

そしてあとから払い戻されましたが、限度額適応認定証をもらっていれば、最初から限度額だけの支払いですみます

こちらの全国健康保険協会のサイトに説明があります。

健康保険限度額適用認定申請書 | 申請書 | 全国健康保険協会

マイナ保険証があると簡単に手続きできるようですね。私はこの制度があるのも後から知りました💦

困った時はこのような制度もあります

医療費が高額になって現金が用意できない場合は、このような制度もあるそうです。

払い戻しは、医療機関等から提出される診療報酬明細書(レセプト)の審査を経て行いますので、診療月から3ヵ月以上かかります。

払い戻しまで時間を要するため、医療費の支払いに充てる資金として、高額療養費支給見込額の8割相当額を無利子で貸付する「高額医療費貸付制度」もあります。
詳しくは協会けんぽ支部までお問い合せください。

全国健康保険協会より抜粋

いろいろな制度があるのですね!

手厚い制度があるのに、私は知らないことだらけでした。

まとめ

さまざまな制度を使えば、癌のような病気でも思ったよりも少ない金額で治療ができるのだとわかりました。

そして何より、きちんと制度の知識を持っておくことが大切だと実感しました。

収入、年齢によって自己負担額は変わるので、その都度自分の負担額をチェックしておこうと思います。

コメント